ブログ 53 水車の比速度を大きくする?

H24 Q16, p. 537

 

水力発電のキャビテーションの防止対策について

 

まず、「キャビテーション」ってイメージ浮かびますか?

 

私が過去問で最初に この言葉を見た時に 思い浮かんだのは。。

「虫歯」です。

虫歯 って 英語でキャビティ Cavity なので。。。

 

そして、そのイメージは そう悪くもなくて

水車の羽に 穴があかないように の防止対策ね って考えています。

 

そして問題の選択肢は

  1. 水車の比速度を大きくする
  2. 吸出し高さを余り高くしない
  3. ランナ羽根の表面を平滑に仕上げる
  4. 水車を過度の部分負荷で運転しない

なので。。。

選択肢 3, 4 は抵抗が少なくなりそうなので良さそうですよね。

 

では 選択肢 2 の「吸出し高さ」ってどこ? 

水力発電所の仕組み(衝動水車と反動水車) | 基礎からわかる電気技術者の知識と資格

 

なるほど~ こんなの あったあった!

反動水車 特有の部分だったんですね。 

フランシス水車とかね、カタツムリ状のやつだ

 

あのタイプの 羽根を通った後の 下の部分か

で放水面まで管を繋いで。。水を充満して負圧を利用する。。

うわっ 頭いいですね!

 

そして、選択肢 1の 「比速度を大きくする」

【水力発電】比速度の定義とその必要性を学ぶ【電験完全攻略】 - 電験合格からやりたい仕事に就く

簡単に言うと 「回転速度」ですね。

(*後日、この引用させていただいたブログの作者さまから、ご連絡いただきました。桜庭さんと言う方で、電験のブログ書かれてる素敵な方でした。 電験の勉強で、計算分からない時にリアルにご相談させてください!)

 

同じ電力を生み出すのに、羽根のサイズが大きければ少ない回転で済むし、

逆に羽根が小さければ沢山回転しないといけない。

そんな 比率 のようです。

 

水車の限界近くの比速度とかにしてたら、装置に悪そうですよね。

なので、 正解は 1 でした