ブログ 92 マルチモード の伝送距離

H27 Q43, p.343

 

光ファイバーの問題です。

前にも書いたように、得意だと思ったんですが。。

知らない事だらけです。

以前の「光ファイバ」記事はこちら ↓

ブログ 78 フルネル反射? 踏み入れてはいけない領域かも。。 - 1級電気工事施工管理合格への道 tetsuya工学ブログ

 

さて今回の問題を見てみましょう!

光ファイバケーブルに関する記述として、不適当なものはどれか。

  1. クラッドは、コアより屈折率が低い。
  2. 光信号は、コアの中を反射しながら伝搬する。
  3. マルチモードは、シングルモードと比べてコア径が大きい。
  4. マルチモードは、シングルモードと比べて長距離伝送に適している。

 

1,2はいいですよね、光信号はコアの高屈折の中を反射して伝わる。

3,4はマルチモードとシングルモードの差ですね。マルチモードの方がコア径が大きい、は良いかな。 長距離伝送はシングルモードの方が向いているはずですね。

なので、この問題の答えは 4番。

 

難しくない問題ですが、私が気になったのは伝送距離の差。

  • マルチモード:ステップインデックス形(SI形)500m程度
  • マルチモード:グレーテッドインデックス形(GI形)2km程度

  • シングルモード:長距離伝送(20~60km)超高速伝送が可能 

こんなに性能の差があったんですね。知りませんでした。

これを知っていたら、FTTHはシングルモード

データセンターとかの光はマルチモードになるのかな、って判断できますね。