H26 Q4, p.386
また計算問題なんですけど。。。
こういう問題は知識と経験も大事ですけど、
文章読解力も大事ですよね。 なにを問われているのか?
それが見にくい問題。。 ってありますね。
<Q4> 図のように可動コイル形電流計に抵抗R(Ω)の分流器を接続したとき、この分流器の倍率m を表す式として、正しいものはどれか。
ただし、r (Ω) は、電流計の内部抵抗とする。
- m = 1 - r/R
- m = 1 - R/r
- m = 1+ r/R
- m = 1 + R/r
- 電流計を回路に繋いで
- 並列回路で分流器 Rの抵抗を繋げる
- すると電流計の測定範囲がひろがる。。。。。!?
やべぇ。。 そっか、確かにその原理は今なら理解できる。
第二種電気工事士の範囲でカバーする分野じゃないですか。。
いままでも、目や耳にしたことがあったのに全然気に留めた事もなかったですけど。。
二種の免許、15年前くらいに試験に合格して、私持ってますけど。。。
全然理屈も理解してなかったし、よく考えた事なかったです。
- 「キルヒホッフの第1法則」ですから、そりゃそうですよね。
そして、問題に戻りますが、 「この分流器の倍率 m を表す式はどれか?」
電流計の最大値を 仮に10A とした時に。。。
倍率 m が10なら 10A x 10倍 = 100A まで計測できるってことですね。
- Ir x m = I ですよね ---①
- m = I/Ir ですか
そして分流計の抵抗を求めるには。。
- I = Ir + IR --- キルヒホッフの法則
- Ir = I x R/(r+R) --- 抵抗比 ---②
- ② の式を変形すると I = Ir x (r+R)/R ---③
①と③って似てません? m = (r+R)/R ---④
④の式を展開して m = 1 + r/R
で、選択肢の3番が 今回の答えですね。
今回の学びは、
- 分流器が電流計の測定範囲を広げる
- 倍率は分流器の抵抗値できまる
- そしてこの理論は第二種電気工事士の試験範囲の基礎中の基礎であった
資格試験とかって全部理解できてなくても、合格点を超えれば資格所得できますからね。。。後々に就職して。。賢い先輩とかに「そんなの知らないの?電気工事士の試験でも出てくる理論だよ」とか突っ込まれるんです。。 実際、私も過去に、そのような先輩のご指導をいただいて、出来ない奴のレッテルを押されてしまったことあります。(笑) 今回の試験とブログが良い機会なので、勉強して理解度の向上を目指します!
電気に興味のある方、勉強している方、一緒に頑張りましょう ♪