ブログ 119 直流電気鉄道のき電回路の保護 また電車の話です☺

H24 Q45, p.558

 

私。。鉄道マニアではありません。

けど、電車で使われている技術の話ばかりしているので、

普通の人から見ると 電車マニアに見られるかも。。

今回の話は、JRの首都圏や地下鉄などで採用されている直流電気鉄道です。

 <Q45>  直流電気鉄道のき電回路の保護に関する記述として、不適当なものはどれか。

  1. 保護方法には、インピーダンスを監視し保護領域内で動作する距離継電器(44F)と、き電電流変化が一定値以上で動作する故障選択装置(50F)を組み合わせたものがある。
  2. 直流高速度遮断機は、電流立ち上がりの早い現象に対しては、制定値以下の電流値で検出できる選択特性を持たせている。
  3. ΔI形故障検出装置は、負荷電流の大きさにかかわらず電流増加分のΔIを検出し、この値が調整値を超えた時に動作して遮断機を開放するものである。
  4. 連絡遮断方式は、並列き電する両変電所相互に連動装置を設け、一方の高速度遮断機又は故障検出装置の動作と連動して相手側の遮断機を開放する方式である。

 答え、わかりました?

私は、この問題読んでて何度も眠くなりました。(笑)

ポイントを抑えると。。

  • 直流鉄道のき電回路の保護の話
  • 継電器や検知方法、遮断方式などの話
  • 地絡事故が発生して、故障電流が流れたら。。って仮定して、どう保護するか

こんな所です。なんかターゲットが絞れてきましたね。

 

2.から検証していきましょう。 「電流立ち上がりの早い現象」=地絡事故など故障発生時の電流変化は急。 これを検出遮断できる特性。 つまり Good.

 

3.ΔIを検出しこの値が調整値を超えた時。。。つまり上記の2と一緒 Good.

 

4.並列き電? する両変電所相互に連動装置を設け? 同時開放?

この資料読めば、イメージはつかめますよね。 なので 4 も Good.

 

1.インピーダンスを監視? これは交流電気鉄道の保護継電方式のようです。

なので。。 正解は 1 でした。

因みに、以下は私も疑問に思った点。 インピーダンス ≠ 直流 じゃないの?