ブログ 158 「比熱 と 潜熱 と 顕熱」 機械③ 電検3種
H15 Q11 機械
「比熱 と 潜熱 と 顕熱」 の話です。
と言われても。。。普通の大人はこれらの単語を知ってるんですか?
わたしは。。 ???
って感じでした。
<H15 Q11 機械>
電気炉により、質量500kgの鋳鋼を加熱し、時間20minで完全に溶解させるのに必要な電力(kW)の値として、最も近いのは次のうちのどれか。
ただし、鋳鋼の加熱前の温度は15℃、溶解の潜熱は314 kJ/kg、比熱は0.67kJ/(kg・K) 及び融点は1535℃であり、電気炉の効率は80%とする。
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どうですか。。 一見簡単っぽい? けど。。。
わたしは。。。
日本語の単語の意味がわからなくて。。
撃沈しました。 (母国語なのに。。)
解説しますね。。
「比熱 と 潜熱 と 顕熱」について
- 比熱 単位質量(1kg)の物質を温度1Kだけ上昇させるのに必要な熱量
- 潜熱 物質を個体、液体、気体と状態変化するときに必要な熱量
- 顕熱 物質の状態を変えずに温度変化させる熱エネルギー
- 顕熱・潜熱とは?違いや意味を分かりやすく図解で徹底解説! | とはとは.net
問題の答え。。は
Q1=mc(t2-t1)+mβ (kJ)
Q1=500 x 0.67(1535-15) + 500 x 314
Q1= 509200 + 157000 = 666200
Q2=P x 20 min x 60 sec x η
Q2= P x 1200 x 0.8 = 960 P
Q1 = Q2
666200 = 960 P
P = 693.9 よって答えは。。 選択肢 4 でした。
言葉がわかれば意味のわかる問題でした。
ちなみに K は ケルビンですよ。
前回の「温度の話」のブログで話しました。
見逃している方は、こちらを見てください ♪