ブログ 225 電気業界の外来語 その1

おはようございます。

 

今回のお題は…

私の思う…

「電気業界/建設業界のユニークな外来語」

 

この業界にいる多数の方々は、無意識に使ってる発音や単語だったりすると思うのですが… 

英語の話者である私には

なにそれ! と驚きがありました

 

そんなのを、いくつかご紹介します。

 

1、「テー」

 一番シンプルな言葉かもしれませんが…気になる単語です。

これは… ローマ字の「T」です。

関東圏の電気屋さんならほぼ確実に「T」の事を「テー」と言います。江戸弁??とかじゃ無くて、業界用語なんだと思いますが…慣れないと違和感あります。

ちょっと誇張してる感も有りますが、「テージロ」とか「テーシャツ」とか「エヌテーテー」ってな感じになります。

 

2、「デー」

 1番目の続きですが、これはアルファベットの「D」。「デーエヌエー」とか「任天堂デーエス」とかになるんです。「D1」って言う規格の商品が有るのですが、「デーワン」です、「ディーワン」なんて言ったら細い目で見られます… 因みに「D2」は「デーツー」でホームセンターです。

 

3、「パイ」

「10パイ」とか数字を前に置いて言ったりして使います。この意味は「直径10mmの円」

私はよくスマホ音声認識でメモを取ったりするのですが、

自動認識されて…「10杯」とかに漢字変換されてます。

後で見た時に、何のメモだっけ?ラーメン?牛丼?てな感じです。因みに…π(パイ)は円周率で3.14... 似た発音のギリシャ文字…φ(ファイ)の文字が○に直線一本で直径を表してるのに似てるから?10mmの直径の円を「10ファイ」と表現し、そのうちπとφがごっちゃになってパイと呼ぶ…語源のようです。(諸説あるようですが…)

 

4、「スケ」

電気屋さんがよく「ニスケ」「ハチスケ」とか言います。

人の名前?江戸時代の次男坊と八男坊かね?

とか思ったりしますが…

おいおい、松坂さん…スケはスケでも

電気工事のスケは助でも大輔でも、

ないんやで…

(ハチスケでもナインやで…😁)

 

「スケ」= square = 2乗

つまり ㎡ =「スケ」…平面積の事で…

例えば、円だと…πr² = パイアール2乗…ですが、「πrスケ」とかで

「ニスケ」= 2mm²ってな感じ

皆、他の人がそう呼ぶから同じように呼んでるだけでしょうが… 

英語話者はローマ字語の語源を気にしちゃうんです。因みに英語ですと 「2 square millimeter」でやんす。

追記ですが… スケは平面積でして… 

電気屋さん達は、電線の芯の太さ(銅線だったら銅の太さを平面積で表します)

でも、こんな事を考えてる人は稀でやんす

 

5、「ジスコン」

今日のテーマで話したかったのは実はコレでして… 私、この単語を聞くたびに、なんだそれ?って、クエスチョンマークを付けてました。

ジスと言えばJISマークJapan Industrial Standards  和名∶日本工業規格

コンと言えば… キツネ?

だと思ってましたが… このジスコンは違いました!

これは…

Disconnector でした

江戸弁な方がネイティブの発音を聞き取って、このカタカナにしたのかもしれません…そして確かにネイティブが発音するとカタカナの「デ」とも「ジ」とも聞こえるかもしれません…

そして日本語は「~コン」って言葉が好きですよね。

パソコン、ファミコン、結婚、離婚、マザコンファザコン、シスコン、大根… 

イッコン、ニコンオスマン・サンコン😜

 

それが言いたかった?だけ…みたいな感じですが…

電気業界のユニークな外来語でした

 

話のネタは沢山あるけど、時間が無い…

なんつて…

また近々違うネタでお会いしましょう😉