ブログ㉘ 度数率 とか 強度率 って何?
これも施工管理の一部の数値でして
労働安全衛生とかの目安になるものです。
企業や業種で、どれだけの災害が発生している
とかの基準がわかるようでして
この数値が低い企業は、優良! みたいなアピールしています。
そして、勿論この数値を表す計算式があるのですが。。。
以下が厚生労働省のページです。
職場のあんぜんサイト:度数率、強度率、年千人率[安全衛生キーワード]
で、私が疑問に思ったことは
何故に x1000000 や x1000
計算式の最後にするんだ???
って事です。
その疑問を解決してくれたのがこちら
用語の説明 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/saigai/10/dl/yougo.pdf
労働災害統計表のサンプル https://roaneikyo.or.jp/pdf/jukonaiyo/rosairei2709.pdf
と言うことで、
例えば。。。「度数率」に注目すると
社員5人の小さな会社だと、月間労働時間は 5人x8時間x22日=880時間
- もしその月に労災が2件あったとすると。。。
2/880 x1000000 ≒ 2272 となる - もし労災が1件だと ≒1136 となる
- もし労災が0件だと =0 となる
労災が2件あっても分母が大きくなると勿論、数値は少なくなる
例えば10年間のうちに2件だと、
880x12x10 =105600 時間となり
2/105600 x 1000000 ≒ 18.9
つまり。。。
「延べ実労働時間数を100万時間にしたときに
どれだけの労働災害の死傷者がでるか」
。。。という数値である。
「強度率」の方は、リンクを貼ったページを
ご自身で読んでください。
軽く説明すると。。。「度数率」と似たような感じですけど
災害の「強度」=重大さ を数値化してとりいれているのが特徴です。
それでは、みなさま。。 なにごとも安全第一ですね!