ブログ 106 また電車の話、「鉄道の信号保安」
H26 Q46, p.417
もう電車の話はコリゴリですが。。電車は奥深い。。
今回は「鉄道の信号保安」について、
簡単に言うと、電車同士が衝突しないように。。とか
進路変更するときに脱線しないように。。とか
<Q46> 鉄道の信号保安に関するきじゅつとして、もっとも不適当な物はどれか。
- 連動図表は、連動装置の動作を表現した連動図と連動の内容を記載した連動表から構成されるものである。
- 自動列車制御装置は、列車又は車両の進路設定をプログラム化して自動的に制御するものである。
- 速度信号方式は、線路数が多くても信号機1個で進路の状態に応じて列車に運転速度を指示するものである。
- 転換装置は、軌道の分岐器のトングレールを駆動して開通方向を転換するものである。
ふー、漢字も多いし知らない言葉も多いのでスタミナ削られます。。
1.「連動図表」鉄道事始: 配線略図と連動表:本物から学ぶ こんなの見たいです。連動図と連動表から構成されているので良さそうです。
- 「転てつ装置」と言葉が出てきたので検索しました。
ポイント(転てつ機) | 鉄道用語辞典 | 日本民営鉄道協会
LazyJack[Non-Automatic] このような線路切換装置のようです。
3.「速度信号方式」
「速度信号方式」は線路数が多くても信号機1個で進路や他列車の状況に応じ、運転速度を指示する方式である。「進路信号方式」は列車が発着する各進路ごとに信号機を設置して各番線毎の開通状況を示す。
(過去問の解説より、地域開発研究所)
軌道の分岐点には、分岐器、分岐器の可動部分のトングレールを駆動して進路を開通方向へ転換させるための転換装置、安全機構である鎖錠装置が置かれている。一般的に分岐器と転換装置等をまとめて「転てつ器(ポイント)」と呼ぶことが多い。 (過去問の解説より、地域開発研究所)
- 「鎖錠装置」という言葉が出てきたので検索。
連動装置 - Wikipedia 鎖錠装置 = インターロック ≒ 連動装置 の様です。1番にも「連動」って出てきてましたよね。
列車の現在速度と信号の指示する速度を連続して照査し、列車の速度を自動的に制限速度以下に制御する装置である。(過去問の解説より、地域開発研究所)
なので、今回の正答は 2 番で良さそうです。
電車に似たような単語が沢山あるので間違えないように気を付けなければなりません。
さらに、今回の問題での新たな気付きは、電車の技術でも安全機構にインターロッキングが使われているのを知りました。考えてみれば当然の事ですが。。過去にヒューマンエラーも沢山あったと思いますし、電気的にも機械的にも鎖錠装置は事故防止に必要ですね ♪
過去先輩の技術者さん達が創意工夫して考えてくれた仕組みによって現代の技術が組まれて、私たち現代人は安全に暮らしせているんですよね。 感謝します!