ブログ 101 過電流遮断機の選定 と 幹線の太さを決める問題

H26 Q31, p.406

 

このへんの問題も頻繁に出るアルアル問題なんですが。。

電流大きくなると危険ですので、使用用途に合った電線とプロテクションが必要ですよって感覚の問題です。

 

<Q31> 許容電流が100Aの低圧幹線に次の負荷ア、イを接続する場合、幹線に設ける過電流遮断機の最も大きな定格電流として、次に揚げる電流のうち、「電気設備の技術基準とその解釈」上、適当な物はどれか。

  • ア:電動機(定格電流の合計が60A)
  • イ:ヒーター(定格電流の合計が30A)
  1. 100A
  2. 150A
  3. 200A
  4. 250A

問題を簡単に言い換えると。。

この条件の 100Aの低圧幹線に取り付ける過電流遮断機の最も大きな定格電流は?

。。 もっとも大きいのを付けたらいいんですね。

  • この問題で覚えておくべき数字は、3倍と2.5倍です。
  • 電動機の定格電流の3倍+他の定格電流、幹線の許容電力の2.5倍

この二つの数字の小さい方を使います。

今回の例ですと。。

  • 60A x 3 + 30A = 210A   ----①
  • 100A x 2.5 =250A   ----②

①の方が小さいので。。。210Aの数値を使用して、

その数値「以下」で最大の定格電流を選びます。

よって答えは 選択肢 3番 200A になります。

上のリンクがこれらの計算の参考になります。

因みに、幹線の定格容量を決める数値は

  • 1.25倍と1.1倍です
  • 電動機が施設されており電動機の定格電流の合計が50A以下の場合は、電動機の定格電流を1.25倍で計算する
  • 51A以上の場合は、電動機の定格電流の1.1倍で計算する
  • そして、電動機以外の定格電流と足した合計「以上」の許容電流がある電線を選択しなければいけません。

う~ん、似てる問題ですけど混同しないように理解して覚えましょう ♫