ブログ 143 位相のずれ 電験三種 理論⑱

毎日たくさんの発見があるんですけど。。

また、出会っちゃいました。 自分の認識外の計算ルールに。。

 

今回の話は 「位相のずれ」 についてです。

 

<H24 Q16> 三相交流回路の問題

 

I = E/Z = 200∠0 / 30∠π/6    ----①

I ≒ 6.67∠-π/6  -----②

 

(問題集の解説より)

 

ここで私が オオ!! って驚いたのが。。

①で Zが∠π/6 進み位相なのに

②だと Iが∠-π/6 遅れ位相になる事です。

 

もともと Z=5√3+j5  だったので

j5 = インダクタンスなので、Vが先行して、Iが遅れるの

I が ∠-π/6 で良さそうですが。。

 

こういうの、あまり説明しているところないんですよ。

こちらのリンクが分かりやすいかな。

これを考えてると、今まで不思議に思っていたことが少し理解できます。
 
例えば、インダクタンスのベクトル図でも時々、上向きの三角形だったり、時々下向きだったりして。。。謎だったんです。
 
もしかしたら、
  • 合成抵抗の話をしていたら インダクタンスでは上向き
  • 電流や電力の話をしていたら下向き

だったんだ。。。たぶん。。。

今まで見えてなかったことが見えてしまった。。

 

Cのコンデンサの回路では三角形が逆になる

  • 合成抵抗の話なら下向き
  • 電流や電力の話をしていたら上向き

 

♪ そっか。。 やっぱり毎日勉強していると見えてくるものがあるなぁ~

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つづき。。

次の日に気付いた事。。

j の虚数の計算だったので 割り算するときに 「-j」を分母分子にかけるので、計算上でも位相がマイナスになる。 これで当たってそうですよね、先生 ♪