ブログ 117 高圧進相コンデンサと付属機器

H24 Q34, p.550

 

高圧進相コンデンサ の問題。

力率改善の目的で使用され、誘導性リアクタンスを容量性で打ち消す。

そんな話なんですけど... 以前にも力率改善の話したなぁ ↓ 見逃してる方はジャンプして私の過去のブログ記事を確認してください。

 <Q34>  受変電設備に設ける高圧進相コンデンサとその付属機器に関する記述として、不適当なものはどれか。

  1. 進相コンデンサの端子電圧は、直列リアクトルと用いた場合、回路電圧より上昇する。
  2. 放電コイルは、コンデンサと並列に接続する。
  3. 放電抵抗は、コンデンサ開放時の残留電荷を放電させるために用いられる。
  4. 直列リアクトルは、高調波に対しコンデンサ回路の合計リアクタンスが容量性となるように選定する。

 選択肢2.3.の「放電抵抗/コイル」の話も過去のブログで話してますね

なので。。2.3は問題なさそうですね。

選択肢1.4.は。。不明でした。

4.が高調波に対し。。。だったので「容量性」で OK かな と思ったのですが。。。間違えでした。

こちらのサイトで説明してくれています。(難しいですが。。)

Wikipediaで、リアクトルの容量性とか誘導性とかもおさらいしましょう。

とにかく、進相コンデンサ + 直列リアクトル を設置した後のリアクタンスは誘導性にするべき。 高調波の対策で。 なので、問題の答えは 4 でした。

 

追記で、選択肢 1 は

直列リアクトルを付属したコンデンサでは、その直列リアクトルのコンデンサに対する比率に応じてコンデンサの端子電圧が上昇する。(過去問の解説より、地域開発研究所)

らしいです。 奥が深いですねぇ~。 電気の勉強。。終わりが見えませんヨォー!